パンを焼く理由
「天然酵母」と「イースト」の違いを知っていますか?
実は、2つとも共通した同じ菌のことをあらわした言葉です。
わたしなりに言葉にすると、
「天然酵母」は、文字通り天然の、そこいらへんにいる酵母をどうにかして捕まえて
パンにしたり、ジャムにしたり、するときに用いられる言葉です。
「イースト」は、本来ならば、酵母を英語でyeastと表現するということでしょうが、
日本では製品化されたドライイースト、工業用イーストなどを指していることが多いです。
同じ菌なのに
なぜ天然酵母のパンを焼きたいのか。
それはたぶん、簡単にモノが手に入る
なんでもかんでも高速化され消費される時代へあらがう方法が知りたいから。
水に、くだものを入れる。
ひたすら待つ。
それだけで、菌は増えて、パンをふくらませてくれる。
こんなにシンプルな過程から、おいしい食べ物が生まれる。
もりのひととして、これからも、ゆっくりおいしいパンを焼いていこうと思います。